2016年12月28日水曜日

雪山登山

 初夏に行った羊蹄山で、必要になるかもしれないということで購入したアイゼン。
 結局 羊蹄山では使用されることはなく、ただの重しとして役目を終えました。
 しかし、ただの重しにお金払ったとあってはちょっと悔しいので、雪が積もったら山登りに使おうと心に誓ったのでした。

 時は流れて年の瀬の12月28日。本来なら仕事納めの日なのですが、諸般の事情によりお休みとなったため、アイゼンを使うべく藻岩山に登ってきました。

 事前に慈啓会病院の上り口は除雪されているから上りやすいと聞いていたので、そちらから上る予定。

 今回の装備

  • バックパック
    いつものKarrimorのやつ
  • トレッキングポール
    スノーバスケットをモンベルで買い足した。
  • アイゼン
    中華製の安い奴だけど12本歯。

服装(上)

  • Millet ドライナミックメッシュ
  • モンベル スーパーメリノウール M.W.
  • モンベル ジオライン M.W.
  • Millet ポベダ 3in1
    ライナーを外してジャケットのみ使用。

服装(下)
  • パンツ
    普通のパンツ
  • ミズノ ブレスサーモ 中厚 タイツ
  • 5.11 タクティカルProパンツ
  • モンベル 自転車用レインウェア
  • モンベル スパッツ
    セミロングくらいの長さのやつ

服装(足下)
  • ファイントラック スキンメッシュソックス 5本指
  • モンベル 厚手の靴下
  • モンベル ミッドカットのブーツ
    スパッツつけるからローカットでもいいかと思ったけど、念のためミッドカット。

服装(手)
  • ミズノ ブレスサーモ インナーグローブ
    スマホ使えるやつ
  • MHW outdryの防水グローブ

 服装は11月下旬に藻岩山登った時がベースになっていて

 上はそのまんま。ベースレイヤーの重ね着でミドルレイヤー無し状態。
 下はコンプレッションタイツだったのをブレスサーモのタイツに変更、レインウェアとスパッツを追加。
 足下は前回ローカットのトレランシューズだったものをミッドカットのブーツに変更。
 手は前回素手だったので、全部追加

 意外と変わってた。寒かったらジャケットのライナーを取り付ける予定。
 水は前回 藻岩山と円山登っても500ml消費しなかったので、ペットボトルで500ml持って行くことにします。

 バスの時間とか全然調べないで 円山公園駅のバスターミナルへ。案の定バス無い。歩いても30分くらいなので歩くことに。
 慈啓会病院から登るつもりだったのですが、よく考えたら雪のない時期に一度も慈啓会病院から登っていないので、時間の比較ができない....と、いうことで旭山記念公園に進路変更。

 途中の自販機ででも水を買おうと思っていたが、気がついたらもう自販機なんてないところまで来てしまった.....旭山記念公園の自販機は冬になると全部使えなくなっていた気がする....水なしで大丈夫かなぁと思いつつ、旭山記念公園に到着。

 手前の第二駐車場は除雪されておらず、除雪用の重機が置いてあるのみ。
 いつもの登り口まで行って準備開始。準備に手間取ってたぶん20分以上かかったと思う。

 それにしても、あんまり人が入った感じじゃないですよ.....一応道というか足跡はあるけど.....
 
あんまり人が入った跡がないんだけど...
見た感じ今日は1人しか入ってない気がする...
 
 ラッセルするわけではないので、そんなにつらくはないけど、かなーり歩きにくいです。先人の足跡に沿って登りますが、アイゼンいらないよこれw
 この調子だと2時間以上かかるんじゃないだろうか....と、思いつつ上って行って公園内の森の家方面と分岐するところまで来たら....道ができている!!

 どうやら皆さんは森の家のほうから上っているようで、そちらに向かって道ができていました。そうか第二駐車場使えなくて第一駐車場に車を駐めたらそっちから登るのね....

 細いとはいえ道が出来たので歩行速度が上がります。道が出来るとアイゼンのありがたみが....よくわからん。

 途中2人とすれ違いましたが、それ以外は後ろからも来ないし静かなものです。
 所々、道が分岐しててどっち行けばいいのかわからなくなるのですが、どっちかが正規ルートでどっちかが近道ルートみたいな感じになってました。足跡の具合が似てて見分けつけにくい....
 
どっち?
どっちいけばいいの....
 
 上の写真が一番迷ったところ。ここは左に行ったのですが、木に名前の札がついていたのでおそらく正規ルート。右は直登するルートだったようで、しばらくしたら合流しました。まぁどっち行っても山頂に向かっているのは確かでしょうきっと。

 T6分岐まで50分くらい、馬の背まで55分くらいかかりました。夏ならそろそろ山頂という時間。
 馬の背に到着してお地蔵様を掘り出してあってびっくり....全部なのかわからないけど、かなりの数のお地蔵様が掘り出されてました。

 さすがに馬の背を超えるとすれ違う人も増えます。といっても3,4人でしたけどw
 すれ違った男性に山頂の風景がよいと聞いたので楽しみにして登ります。
 
 夏に比べて登るのが苦痛ではない感じ。ゆっくりだからかな?でも心拍は結構高め。

 夏の風景と全然違うので今どの辺なのかよくわからないなぁと思っていたら山頂のすぐ手前でした。90分ちょっとで登頂。
 まずはアイゼンを外し、登山者用の休憩所横にトレッキングポールとアイゼンをおいて自販機で水を購入した後に展望台に上がりました。
 アイゼン外して初めてアイゼンのありがたみがよくわかりましたよ....滑る....

 展望台に上がるとそこに広がる風景は....真っ白.....え、山頂雪降ってないのに何で真っ白なの....

展望台から望む札幌の街並み
一番近い真下方面ですら真っ白....
 
 早々に屋内に入って休憩することに....
 登山者用の休憩室は7,8人いたのですが、ちょうどみんないなくなって貸し切り状態。暖房あるわけじゃないのでちょっと寒いけど、自販機で暖かいミルクティー買って暖まりました。

 少し休憩してから下山開始。
 外でアイゼンつけて下山を開始したら、観光客っぽい外国の男性2人が登山道を駆け下りていく....明らかに登山の格好してないんですけど.... こちらは自分のペースで降りようとしたら後ろに気配。1人真後ろにいたけどこれまた軽装。先の2人の連れの模様。道を譲ると駆け下りて3人で楽しそうにしてましたけど、さすがに少し行ったところで止まってたので、追い抜いてさっさと降ります。

 下りは夏より楽に感じました。石とかの凹凸がなくてフラットな坂道という感じだからかな?
 馬の背から慈啓会方面に下ります。
 こっちは斜面が少々きついのでちょっと怖い。

 途中で右のアイゼンの爪が左足のどこかに引っかかり 前方に向かって激しくダイブ。これ曲がり角のところだったらと思うとぞっとしますね....
 それにしても、アイゼンの爪が当たってゲイターが満身創痍。さらにレインウェアのパンツが縫い目からきれいに裂けちゃって再起不能状態になってます。

 あとは淡々と下って登山口まで無事にたどり着きました。
 まぁゲイターとレインウェアは無事じゃないんですが....

 また20分くらいかけて撤収準備。んーこれ今日は風も雪もないからいいけど、どちらかでも強いとつらいなぁ.....車あるといいんだけどねぇ

 バス停に行くと次のバスは1時間後だったので、歩いて戻ることに。
 アイゼンを外して何度も転びかけたので アイゼンつけたくなった....

 なかなか楽しい登山だったので、次回は慈啓会から登る冬季限定コースにチャレンジしてみたいと思います。冬季限定コースと思われるトレースはあったので、すでに登れるのかな?
 その前にゲイターと下に履くなんかを調達しなくちゃだけど、ゲイターは買い換えても絶対にまた穴開けそう....うーんどうしたものか....

 本日の記録
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